だんだん体育館が蒸し暑くなってきましたね!皆さん手に付いた汗でドリブルしていることでしょう(笑)
たかーく上がったボールをオーバーハンドパスでトスするのは嫌ですよね・・・今回はそんな夏のバレーボーラーの敵!トスでドリブルの反則が減る3つのコツについてお話します!
Contents
そもそもドリブルってどんな反則?
バスケットのドリブルではありませんよ!ドリブルとは”ダブルコンタクト”の事です。詳しく話しますと、1人のプレイヤーが連続でボールに触ってしまった場合の反則になります。
オーバーハンドパスでトスをしようとした時に、同時に左右の手でトスすることが出来ずに「右手と左手」が違うタイミングでボールに触れてしまった場合に取られる反則です。汗で手が滑ってバコッとボールが手から抜けた時もドリブルの反則は取られます。
サーブカットやブロックなどはドリブルは適用されませんので、サーブカットをオーバーで処理しようとして手からボールがすっぽ抜けてもドリブルにはなりません。
ブロックも同様でスパイクしたボールが左右の手に違うタイミングで当たってもドリブルではありあせん。主にトスをオーバーで上げる時に気を付けなければならない反則です。
オーバーハンドパスでドリブルしない3つのコツ
ドリブルしないためには主なコツが3つあります。基本的なことから少し難易度の高い事までありますが、意識するだけでオーバーハンドパスでドリブルする確率はガクッと下がります。
1つずつお話していきたいと思います!
- 落下地点に素早く移動する
- 下半身を使ってトスを上げる
- 肘を開かない
ドリブルしないコツ①落下地点に素早く移動する
全てのレシーブに共通する事ですが、大事なことは「ボールの落下地点に素早く移動」することです。レシーブしたボールが高く上がった場合でも素早く落下地点に移動してトスをあげる準備をしましょう。
- トスを上げる前に余裕ができる
- 自分の体勢を整えることができる
ドリブルしないコツ②下半身を使ってトスを上げる
トスする時は下半身を使いましょう!その為にはまずはコツ①「ボールの落下地点に素早く移動」する必要があります。なぜでしょうか?下半身を使うためにはボールが身体の中心になくてはいけません。
×のダメな例のように身体の中心でボールを取られていない場合は、下半身の力が正確に上半身に伝わりません。下半身の中心に上半身の中心をおいて上げることで力が連動します。
次に正しくボールの落下地点に入ったら、トスをする時に下半身でフワっとボールを押し出すイメージでトスを上げてみましょう。
ドリブルの原因の多くは「腕を伸ばすタイミングと合っていない」「体勢が不十分」この2つが主な原因であることが多いです。腕を伸ばすタイミングと合わない可能性を減らす為には腕を極力使わずに、下半身が伸びる力でトスを飛ばして上げればいいのです。
- 腕を伸ばすタイミングと合っていない ⇒ ②下半身でトスをあげる事で解決
- 体勢が不十分 ⇒ ①落下地点に素早く移動する事で解決
ドリブルの原因2つはこれで解消されます。
下半身でトスを上げるにはタイミングを掴むまで少し難しいかもしれませんので、繰り返しオーバーハンドパスをして練習してみてください。下半身が伸びると同時にボールも一緒にフワっと飛べば成功です!
ドリブルしないコツ③肘を開かない
トスを上げる時に肘が外側に開いてしまうとドリブルの反則になりやすいです。理由としては、オーバーハンドパスの手の形が開いてしまうからです。左右の手の感覚が広いとボールがすっぽ抜けやすくなりますよね。
また肘がオープンになることで両手が不安定になるのでトスが安定しない原因となります。
トスでドリブルを防ぐ練習方法
オーバーハンドパスでドリブルのミスが一番出るのはどんな時でしょうか?
それはレシーブしたボールが「高く」あがった時です!ドリブルのミスをしないようにするためには、高く上がったボールに慣れればいいと言う訳です!
高く上がったボールには力があるので少しハンドリングを失敗すると簡単にドリブルの反則を取られてしまいます。
【★練習方法】ペアで出来る9mロングパス!
まずはペアで組んでロングパスします!コートの横のサイズが丁度9mあるので、ネットと平行に横並びで並びます。この足元のラインを踏み越えないように、2人で9mの距離をオーバーハンドパスでトスし合う練習です。
- 2人でペアになる
- コートに横並びで9m離れる
- オーバーハンドパスで9m飛ばすようにトスし合う
- これをどちらかがミスするまで繰り返します
- できるだけ高くトスを上げる
- 9mより短い位置でトスを上げない
ドリブルしない3つのコツである①落下地点に素早く移動する。②下半身を使ってトスを上げる。③肘を開かない。とは別で、意識するポイントは出来るだけ上げるトスを高くすること、9mより手前にトスがショートしないようにすることです。
この2つを意識して練習することで「トスの飛距離アップ」と「ドリブルのミス率ダウン」することが出来ます。トスで9mの距離を高くトスを飛ばそうと思うと、上半身の力だけでは届きません。必然的に遠くに飛ばそうと思ったら下半身を使うようになります。
この遠くにトスを飛ばせている時の感覚を覚えて反復してみてくださいね!