センターからのBクイックカッコいいですよねー!目が覚めるような速攻とはこの事でしょう!
セッターとスパイカーが阿吽の呼吸でなければ、決まらない難易度の高いスパイクです。Bクイックを安定して決めれるようになれば、チームの攻撃の幅が一気に広がります!
私はサイドプレイヤーですが、レフトからBクイックに入ったりする時があります。ブロッカーがクイックはセンターがマークすると決めているチームにはかなり有効な攻撃になります。
サイドはサイドのトスだけ、センターはクイックだけ!って決めないで色々な攻撃を全選手が打てるチームは強いですよー!ポジションがセンターの人に限らず、Bクイックを練習してみてくださいね!
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BクイックとAクイックどこが違うの?
BクイックとAクイックどちらも主にセンターのポジションの選手が打つクイックのトスです。トスから打つまでの時間が短いのが特徴です。
AクイックよりもBクイックの方がセッターから離れてトスを上げてもらうので、打つまでの時間はBクイックの方が長いです!どちらも「ハイキュー」でいうファーストテンポの速い攻撃です。
【セッターとの距離】Bクイックより近い
【トスが上がってから打つまで】Bクイックより早い
【相手からのシャットアウト率】Bクイックよりブロックされやすい
【セッターとの距離】Aクイックより遠い
【トスが上がってから打つまで】Aクイックより遅い
【相手からのシャットアウト率】Aクイックよりブロックされにくい
Bクイックの特徴
- BクイックはAクイックよりレフト側で打つクイックです!
- トスのスピードがAクイックに比べると速い!
- セッターとスパイカーが離れているので相手は的を絞れずブロックしにくい!
- Aクイックより難易度が高い
Aクイックとの絶対的に違う点は、セッターとスパイカーの距離です。このセッターとスパイカーの距離がメリットにもデメリットにもなります。
【メリット】セッターとスパイカーが距離が離れていることのメリット
- シャットアウトされにくい
- レシーブが多少乱れてもクイックが使える
また多少レシーブが乱れても、Bクイックはセッターとスパイカーが離れていることが前提の攻撃なので、乱れたレシーブでもクイックで攻撃出来ちゃうんです!これは攻撃する側にすると大きなメリットですよね!
縦のBクイックなんてドンピシャで決められた日には堪ったもんじゃない!
【デメリット】セッターとスパイカーが距離が離れていることのデメリット
トスにかなりの精度が要求されるのでコンビミスが出やすいことです。
Aクイックに比べるとセッターとスパイカーが離れて攻撃をします。当然、距離が離れている分、トスミスの可能性がグンっと上がります。Bクイック攻撃にはかなりの精度が要求されるんですよー!
Bクイックを試合で決める3つのコツとは?
Bクイックを打つにはコツがいります!試合で実際に使えるコツを紹介したいと思います。試合で得点できるスパイクと練習で気持ちいいスパイクは違いますよー!
- サイドをトスを打つ時より助走を短くする(3歩助走)
- 肘を上げてスパイクを打つ
- スパイクを鋭角に打たない
Bクイックを試合で決める3つのコツ①サイドをトスを打つ時より助走を短くする(3歩助走)
平行トスやライト平行などと違いBクイックは助走を短めにしてください。理由はスパイクに入るのが遅れないようにするためです。
レシーブが毎回同じ高さ、位置に返球されるようなチームなら長い助走をしてBクイックを打ってもいいですが、試合中そんなことはありえませんよね?
実際は低いレシーブ、乱れたレシーブが試合中飛んできますよね!それに対応してBクイックを打つ選手は助走に入る必要があります。そのためには助走を短くして素早く対応できるようにしなくてはならないんです!
Bクイックを試合で決める3つのコツ②肘を上げてスパイクを打つ
クイックを打つ前には肘を上にあげておく必要があります。
理由は①と似ています!クイックのトスは早いので大振りすると振り遅れます。その振り遅れを防ぐためにジャンプした瞬間から肘を上げていつでも打てる状態を作っておくんです!
そうすることで、スイングがコンパクトになりBクイックのトスを振り遅れたり、ミートをミスしたりする可能性が減りますよ!
Bクイックを試合で決める3つのコツ③スパイクを鋭角に打たない
Bクイックを鋭角に打てという指導者がいますが、これは間違いです。確かに相手ブロックのマークが薄いならば、スパイクを鋭角に打っても決まるかもしれません。
しかし実践には必ず目の前にブロックがあります。このブロックに引っかかっているうちは得点が取れませんよね?鋭角にBクイックを打つという事は、スパイクの通過点はネットの白帯ギリギリという事になります。
ネットの白帯ギリギリを通るスパイクをシャットアウトするには、手のひら1枚分出てれば簡単にシャットアウト出来てしまうのです。シャットアウトされない為には、相手コートエンドラインに向けて強打するように足の長いスパイクを心がけましょう!
足の長いBクイックを打ってくるという事は上記の図のようになります。足の長いクイックは①サイドレシーバーの頭上を通過する②センターレシーバーの左右を通過する。この事からもわかるようにブロックを抜ければレシーブしにくいスパイクなんです!
【まとめ】【得点力がアップする!】試合で必ず得点できるBクイックの打ち方の2つのコツとは?
Bクイックは打つスパイカーにとっても、トスを上げるセッターにも難易度が高い攻撃です。空中にいる状態でスパイクを打たせるんですから、そりゃ難しいですよね!
しかし、Bクイックが安定して決められるようになれば、あなたのスパイク得点力はグンっとアップします。1つスパイカーが陥りやすい思考を共有すると、「スパイカーはスパイクを真下に叩きつけたい!」願望が消えません!20年近くやっている私でさえ、隙あらば真下にスパイクを打とうとしちゃいます(笑)
お話してきたようにBクイックは鋭角にスパイクしているようではスパイク決定率は上がってきません。理由は「スパイクの通過点が低くなるから」でしたよね?
隙があれば鋭角に叩きつけれやればいいですが、スパイクの奥打ちというスキルがあって鋭角にスパイクすることの意味が出てきます。相手を翻弄してBクイックを決めたいのであれば、奥打ち!奥打ち!奥打ち!
これ大事なので意識してやってみてくださいね!