バレーボールのレシーブは「読み」がもっとも大切な4つの理由とそのコツとは!

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バレーボールのレシーブで重要な能力はなにか?と質問されることがありますが、私は「読む力」と答えます。レシーブの「読む力」とはいったいなんでしょうか。その能力を伸ばす事でレシーブはどのように進化するのでしょうか。

 

今回はレシーブの「読む力」が大切な理由についてお話したいと思います。日々の練習からこの能力を伸ばすことを意識するだけでもレシーブ力は飛躍的にアップしますよ!

 

レシーブの「読み」とは

レシーブの「読み」とは、簡単に言うと「どこにスパイクが飛んでくるか予測する」ことを言います。スパイクを打たれる前にある程度どこにスパイクが飛んでくるか予想するのです。

 

スパイクコースを「読む」のはバレーボールの経験値が必要です。実際にスパイクを読むためにはどのようなことを意識すればいいでしょうか。具体的に話していきましょう。

 

スパイクを読むためにはどうすればいいの?

 

  1. スパイカーの体勢を見る
  2. スパイカーの得意コースを把握しておく
  3. 味方のブロッカーの状態を確認する

 

①スパイカーの体勢を見る

まずは相手のスパイカーのスパイクを打つ時の体勢や助走方法を見ておくことです。

 

★トスに対して間に合っていない場合
押し出すような形でスパイクすることが多いのでコート奥にスパイクが飛んできやすいです。なので後ろに少し下がって構えておく必要があるでしょう。
★トスに被っている場合

スパイカーが踏み込みすぎてトスに被っている場合は、鋭角にはスパイクが打てません。なのでフカシ気味(アウトになりそう)のスパイクになることが多かったり、手にしっかりミートせずに軟打が飛んでくることが多いです。

★体が傾いている場合

体が傾いてスパイクをしている場合、フォームが悪い場合はスパイクが打てるコースはかなり限定されます。例えば、レフト側で大きく体が左に傾いている状態ではクロスには強く強打できないことが多いです。なのでストレートにスパイクが打たれる・ブロックアウトを狙ったようなスパイクになることが多いでしょう。

 

このようにスパイカーの体勢1つでどこにスパイクが打ちやすくて、どこに打てないか予測することで、コートの中でスパイクが飛んでくる可能性が高いコースがある程度予測できますよね。

 

優秀なレシーバーほどこの「読む力」が凄いので、打たれる前に「このコースは打たれない!」と判断してスパイクが飛んでくる可能性の高いコースに移動して強打レシーブをするのです。

 

②スパイカーの得意コースを把握しておく

事前にビデオや練習前のスパイク練習で相手のスパイカーを観察しておきましょう。

 

★相手をよく観察しよう!

・この選手は体を傾けてもクロスに打てるんだなー

・ストレート打つのは下手だからクロスを閉めてストレートに打たせたら勝手にミスするなー

・ストレートが得意だからストレートのコースを意識したレシーブをしよう

 

このように試合前に事前情報があると味方のブロッカーにブロックしてほしいコースを指示してレシーブしやすいようにすることが可能です。得意コースをブロックで抑えられたスパイカーは苦手なコースに打つしかなくなります。その苦手コースにレシーバーを配置するだけでそのスパイカーの決定力はガタ落ちします!

 

③味方のブロッカーの状態を確認する

味方のブロッカーの状況を確認しましょう。試合中に味方のブロッカーがブロックに間に合っているのか、どこのコースをブロックで閉めようとしているのかレシーブする時に確認しましょう。

 

ブロックがあるところは上から打たれない限りはスパイクが飛んでくることがないので可能性は低いですよね。ブロックを見て空いているスパイクが抜けてきそうなコースに素早く移動することが大切です。

 

レシーブの「読む力」が大切な4つの理由

レシーブは「読む力」が最も大切と言っても過言ではありません。どれだけ強力なレシーブ力を持っていてもスパイクに触れなければボールはあがりません。レシーブ力が低くてもスパイクの正面に事前に体を入れる事ができたのであれば、どれだけ強烈なスパイクが来てもあがるようになります。

 

レシーバーはスパイクの正面に事前に入ることが大切です。

 

そのためにはスパイクコースを「読む力」が必須となるのです。では、「読む力」を手に入れることでどのようなメリットがあるのかについてお話していきます。

 

レシーブの「読む力」が大切な理由①通常なら届かない範囲のボールをレシーブできる

その場に止まっているだけでは、届かない範囲のボールにも反応してレシーブできるようになります。事前にスパイクが抜けてくるコースに動いているため、守備範囲が広がっているためです。

 

レシーブの「読む力」が大切な理由②体の正面でレシーブしやすい

どこのコースにスパイクが抜けてくるか常に意識して動いているので、読み通りにスパイクが抜けてきた場合は体の正面でスパイクをレシーブできます。スパイクレシーブが上手く上がらない原因の1つは体の正面でレシーブできないことにあります。

 

腕を振って体の横でレシーブしてしまったり、胸元にボールが来たから体を横に避けてしまったりすることがミスの原因です。スパイクレシーブは体の正面で捉えれば、必ず上にはレシーブが上がります。できるだけ正面でレシーブするように心掛けましょう!

 

レシーブの「読む力」が大切な理由③視野が広くなる

スパイクが抜けてくるコースを読むためには、「味方ブロッカーの状態」「相手スパイカーの体勢」「試合の状況」などを総合的に判断して動かなくてはなりません。

 

常にこのようなことを考えて試合しているレシーバーは必然的に周りを見なければいけないので、視野が広くなります。レシーブしながらいろいろなことを考える必要がありますからね。一瞬で味方のブロッカーの体勢やブロックで閉めるコースを判断して、体をスパイクが飛んでくるコースに動かさなくてはなりません。

 

これらを常に意識して練習や試合をこなす事で1つ上のレベルの選手になれることは間違いなしです。全国大会に出場するようなレベルの選手は無意識にこのような「読み」を使ってレシーブしています。視野が広くないとできないスキルですよね。

 

これらはバレーボールの経験値がモノをいうので、意識して練習や試合に望むことでライバルに大きな差をつけることができるでしょう。

 

レシーブの「読む力」が大切な理由④仲間との連携が必須なのでチーム力が上がる

スパイクを読むことで重要なのは、味方との連携です。ブロックで閉めるコースを判断したり、指示したりしないとレシーブでスパイクコースを「読む」ことはできません。

 

必然的に味方と会話し、試行錯誤しなくてはいけないのです。連携が必須なのでチームとして機能したブロック&レシーブができるのでチーム力がアップするというわけですね。

 

まとめ

優秀なレシーバーは必ずレシーブの「読み」が鋭いです。レベルの高い試合を観ていると「え?なんでそんな場所にきたスパイク平然とレシーブしてるの!?」と思うプレーがありますよね。

 

あれは事前に周りの状況・相手のスパイカーの状態を見て判断して、そこにボールが来ると予測しているからこそ成せる技なのです。

 

レシーブで「読む力」を身に付けるには一朝一夕ではできません。日ごろの練習や試合で経験をしていくしかありません。ただ意識をせずにただレシーブをしていても、「読む力」をは伸びません。常にどうやったらレシーブがあがるのか、どこにスパイクが飛んでくるのか周囲から情報を拾うクセをつけてみてくださいね。



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