バレーボールのスパイクのミート力を上げる3つのコツ!

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今回はバレーボールのスパイクのミート力を上げるコツについてお話したいと思います。スパイクのミートって簡単そうで、なかなか難しいんですよね・・・特に高い2段トス(オープントス)なんて、上手くミートできずに指先に当たってホームラン・・・なんて事はよくあることです(笑)

 

私はレフトプレイヤーなので、2段トスを打つ場面が多くミート練習ばかりをしていました。その中で得たコツを3つにまとめて共有します!

 

スパイクのミート力とは?

バレーボールのスパイクはボールに強烈な縦回転を加えます。この縦回転を加える動作をミートと言います。スパイクはブッ叩くだけでは、無回転になりドライブ回転(縦回転)しません。

 

さて、ドライブ回転していないとどうなるでしょうか?

ドライブ回転しているボールは縦の回転の力が加わり、野球のフォークのように最後下に落ちます。逆に無回転のボールは縦には回転が加わっていないので、落ちる事なく真っすぐ伸びていきます。

 

★つまり、どういうことかと言うと・・・

ドライブ回転:最後にスパイクを打ったボールが「落ちる」のでアウトになりにくい

無回転:最後までスパイクを打ったボールが「落ちない」のでアウトになりやすい

 

試合では鋭角に打つようなスパイクはブロックにシャットアウトされやすいです。2段トスなどで複数枚のブロッカーにマークされたときは、「高い打点で相手コート奥に強打」するのが一番得点を取りやすいです。

 

★2段トスのスパイクの打ち方のコツはこちら

 

高い打点で相手コート奥にスパイクを打ちこもうと思ったら、ドライブ回転は必須です。ドライブ回転がかかっていない状態では、コート奥に打ってもスパイクが最後に落ちないのでアウトになりやすいですし、無回転のスパイクは押し出すような形でスパイクすることが多いので、打点が下がりブロックにシャットアウトされやすいのです。

 

スパイクのミート力を上げる3つのコツ

スパイクのミート力を上げるには3つのコツがあります。どれも意識して練習すれば出来るモノばかりなので、理由を理解した上で練習をしてみてくださいね!

 

  1. ボールの上を叩くようにする
  2. ボールに体が被りすぎない
  3. 脱力してスパイクする

 

①ボールの上を叩くようにする

スパイクはボールの上を叩くように意識しましょう。ボールの上を叩くことでボールを巻き込むことができるので、スパイクの回転数がアップします。また上を叩く意識でスパイクスイングすることで肘が伸びて高い打点で常にスパイクを打てるようになります。

 

手のひらがボールに巻き付くようなイメージでスパイクをしてみてください。そうすると、無理にスナップ(手首)の返しを意識してドライブ回転を掛けなくても、ドライブ回転の掛かったキレのあるスパイクを打てるようになります!

 

②ボールに体が被りすぎない

スパイクはボールを体の前で叩く必要があります。画像のように肘が伸びて体より前でボールを叩くのが、打点が高くパワーのあるスパイクを打つコツです。

 

カッキー
落下地点を見誤ってこんな位置でボールを叩いてしまうと、どうなるでしょうか?
★ボールに被るデメリット

・上を向かないとボールは見えないので、視線が上に上がった状態になります。

・前が見えないのでブロッカーが見えない

・ボールの上を叩けない(コツ①ボールの上を叩く)

 

少し落下地点を見誤ってボールに被ってしまうだけで、これだけのデメリットがあります。アゴが上がって上を見た状態でスパイクするので、前のブロックは見えないし、ボールの上を叩けないのでドライブ回転が掛けにくい状態です。

これでパワーのあるスパイクを打つのは困難ですよね。スパイクは前を空けて相手を見て打つことで駆け引きも上手くなりますし、ドライブ回転も掛かりやすくなるので一石二鳥ですよ!

 

③脱力してスパイクする

①②も大事ですが、③脱力してスパイクする。これが実は一番大事です。ドライブ回転が強烈に掛かったスパイクは意識して「手首を返してもできません」。ボールに手が巻き付かなくてはドライブ回転は掛からないのです。

 

逆にこれを意識しすぎて、当たる瞬間に手首を返す!つもりでスパイクすると、全然スパイクにスピードがでません。不思議ですよね(笑)

 

手首を返そうとすると力が入ってしまって、手がボールにインパクトする瞬間にガチガチの状態でボールと手がぶつかります。これでは手がボールには巻き付きませんよね。なので、無理に手首を返す意識でスパイクするのではなく、ボールに勝手に手のひらが巻き付くようにしたらいいのです。

 

勝手にボールに手のひらが巻き付くには、力を抜いてボールを叩けばいいだけです。そうすると、脱力した手が勝手にボールに巻き付いてドライブ回転を掛けてくれます。意外と簡単ですよね。

 

★注意
スパイクを強く打ちたい!をいう気持ちが強すぎるあまりガチガチの状態でスパイクする選手がよくいます。実はこれは逆効果なので注意してくださいね。

 

脱力して、ボールに手のひらを強くぶつけることだけ考えましょう!そうすれば、強烈なドライブ回転のかかったスパイクを打てるようになりますよ!

 

練習方法とおすすめグッズ

天井にボールをぶら下げてスパイク練習するグッズもあります。ジャンプしてミート練習ができるので、オススメです。まずは床に足を着いた状態でドライブ回転がかかっているか、脱力できているかチェックしましょう。

 

それができるようになったら、ジャンプした状態で同じことが出来ているか確認します。そこまで完璧になったら実際にセンターオープンから打ってみましょう!レフトだとボールの落下地点の予測が難しいので、センターオープンからやってみることをオススメします。

 

まとめ

 

★ポイント
  1. ボールの上を叩くようにする
  2. ボールに体が被りすぎない
  3. 脱力してスパイクする

 

スパイクにドライブ回転を掛けるコツは上記の3つでした。簡単にまとめるとこんな感じです!

 

  1. ボールの上を叩くようにする。上を叩くことでボールを縦方向に巻き付けることができるので、ドライブ回転を掛けることができます。
  2. ボールに被りすぎない。

    体の前にボールを常に置くコツで相手のブロックも見えやすい、ボールの上を叩きやすいのでドライブ回転をかけやすい、等々。メリットがたくさんあります!

  3. 脱力してスパイクする。

    これが一番大事です。脱力することでボールに手のひらが巻き付きやすくドライブ回転がかかりやすいですし、脱力してムチのようにしなることでスピードのあるスパイクが打てます。

 

カッキー
★コツ3つはメリットだらけなので、ぜひ実践してみてくださいね!!



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