スパイクは正しいフォームで打たなくては威力は出ません。ただ何となく思いっきり打っているだけではスパイクの打点も下がってしまいシャットアウトもされやすいですし、間違ったフォームは肩関節や筋肉を酷使してしまうのでケガをしてしまうリスクもあります。
正しいフォームで打てば、スパイクの威力やキレもアップするので決定力もアップしますし、無理な動きをしないのでケガをするリスクも下がります。がむしゃらにスパイク練習をする前に「正しいスパイクフォーム」を頭で意識して繰り返し練習しましょう!
Contents
スパイクを打つポイント
スパイクは打つポイントを変えることで「スパイクの強さ」や「スパイクの打点」が変わってきます。いわゆるかぶり気味のポイントでスパイクを打つとボールの下を叩くことになり、アウトになったり、強いスパイクが打てなかったりします。
ポイント①体の前でボールを叩く
体の前でボールを叩くことで体重の乗ったスパイクを打つことができます。ボールに被った状態でスパイクを打ってしまうと、体幹が使えないので腕だけで打つスパイクになり強いスパイクが打てません。強いスパイクを打つためには、ボールを体の前に置いて打ちましょう!
また体の前にボールを置くことで、相手のブロックも見やすくなります。ボールと同時にブロックも視界に入れてスパイクすることでブロックを抜いてコースに打ちやすくなります。
ポイント②ボールの上を叩く
ボールの上を巻き込むように打つことがポイントです。ボールの上が打てるということは、「助走の位置」や「ボールを叩くポイント」が間違っていないということです。かぶり気味の状態ではボールの上を叩くことができません。
ボールの上を叩くことで強烈なドライブ回転の掛かったスパイクが打てるようになります。またボールの上を巻き込むように打っているので、スパイクがアウトになるミスが減ります!
このポイントで打つと、なぜ強いスパイクになるのか?
- 体の前でボールを叩く
- ボールの上を叩く
スパイクはドライブ回転をかける事でキレが増します。またドライブ回転が掛かっていることにより最後に落ちるボールになるので、アウトになりにくいです。そのため、高い打点でスパイクをコート奥に打ってもアウトにならなくなります。
打点が高くなることで、スパイクコースは広がるので決定率がぐんっとアップするというわけなんです!この強烈なドライブ回転をかけるためには、「ポイント①体の前でボールを叩く」「ポイント②ボールの上を叩く」この2つが大切になるのです。
スパイクを打つポイントを正しくする練習方法
スパイクを正しいポイントで打つためには、基礎練習からどんどんレベルを上げていく必要があります。この練習を順番にクリアしていくことで間違いなくあなたのスパイクはキレのある強烈なスパイクに生まれ変わります。バレーボールで勝つためにはスパイクに限らず基礎の力が大切になります。まずはスパイクの正しい打つポイントからマスターしましょう!
壁打ち(手首・体幹を意識)
まず最初はジャンプしないでドライブ回転をかける練習をしましょう!通常に壁打ちと違い、手首と体幹を意識して壁打ちをしてみてください。
- 手首を使う
- 体の前でボールが常に叩けているか意識する
- 体幹が使えているか意識する
腕だけで壁打ちしてもなかなか上手くなりません。強いスパイクを打つためには体の筋肉をできるだけ多く使わなくてはいけないのです。
- 壁打ちをする時は「手首」が使えているか?
- 「体幹」を使ってボールを叩けているか?
- 「体の前」でボールを叩けているか?
を意識して繰り返し壁打ちしてみてください!
直上スパイク
叩くポイントが安定してきてミートがある程度良くなったら、次は実際にスパイクしてみましょう!レフトやライトなどトスを上げる人から離れているスパイクは難易度が高いので、まずは直上に投げてもらったボールを打つ練習をしましょう。
センターセミが一番打ちやすいので、まずはこのセンターセミを打ちたいポイントで打てるように練習してみてください。かぶり気味になる人は自分が思ってるより、ネットから離れて真上にジャンプしましょう!
- ネットから離れて腕が振れる位置でジャンプする
- 体の前でボールを叩く
- 真上に高くジャンプする
まとめ
強いスパイクは腕力が強いだけでは打てません。ボールを捉えるポイントによってスパイクの威力を大きくアップさせることができます。
- 体の前でボールを叩く
- ボールの上を叩く
この2つを常に意識しながら、他のスパイク練習も取り組みましょう!打つポイントが変わるだけでスパイクが一気によくなります。かぶり気味だと天井しか見えなかった視界が相手のブロックやレシーブまで見えるようになりますよ!