どのスポーツをするにしても、ジャンプ力は非常に重要です。
特にバレーボールに置いては、圧倒的ジャンプ力がさえあれば少し下手なバレーボールプレイヤーであっても、格上のバレーボールプレイヤーを圧倒してしまう事があります。
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ジャンプ力はバレーボールにおいて重要なファクター
バレーボールでバックアタックまで打ちこなそうと思った場合、最低でも最高到達点が320cm以上は必要になってきます。もちろんジャンプ力も、スパイクを強く打つ筋力もないけど、ブロックアウトやタイミングを変えて打つのがうまいテクニシャンも面白くていいと思います。
しかしそのテクニシャンが更に高さもパワーも手に入れたらどうでしょうか?テクニシャンが筋力を求め手に入れた時は誰も止められない完璧なプレイヤーになることでしょう。あと5cm跳べればがわかるかもしれません。バレーボールプレイヤーであるならばその可能性を信じてトレーニングしても絶対に損はしません。
特にジャンプ力を鍛える事=全身の筋力向上及び全身の連動性の向上に繋がります。全身の瞬発力が無ければ高く跳べませんし、各部位に力があっても力を連動させる能力が低ければ跳べないのです。
スパイクジャンプの2つの種類
スパイクジャンプには2つのタイプが存在します。
- ふとももを使ってしゃがみ込んでジャンプするタイプ
- 足首や膝を使ってジャンプするタイプ
『ふとももを使ってしゃがみ込んでジャンプするタイプ』はレフトなどのウィングスパイカーに多いタイプです。ハムストリングが強く深くしゃがみこんで跳べます。しゃがみ込む分、動作が若干遅れるためクイッカーには向いていないと言えます。
『足首や膝を使ってジャンプするタイプ』は足首やふくらはぎ、膝などを使い早く跳ぶタイプです。ジャンプまでの動作が速くクイックに向いています。
筋トレをしたら動きが鈍くなる?
筋トレをしたら動きが鈍くなるよ!と言う人、いませんでしたか?最近はあまり言われませんが、昔は「筋トレしたら硬い筋肉がついて運動能力が低下するよ!」「筋トレでつけた筋肉は使い物にならないよ!」とか言っている指導者が多かったです。
はっきり申し上げます。これは大間違いです!!
こういう話をすると「ボディービルダー」はスポーツ下手な人ばっかじゃん!とかいう人がよくいます。当たり前です!そのスポーツの練習をしていないので、競技に必要な神経系が育ってないんですから!
ボディービルダーは筋肥大が目的なので、スポーツとは主旨が違います。ボディビルダーが野球選手に向かって「野球しているくせに胸筋ないね」って言ってるのと同じです。
しかし筋力トレーニングが原因でジャンプ力が低下する場合がある…
どんな時にジャンプ力が低下するかと言いますと、全身のバランスが悪くなった時です。上半身ばっかり鍛えてた・・・とか!当然ですが、鍛えればその部分は肥大します。鍛えて重くなる分にはパワーが上がるのでいいのですが、バランスが悪く上半身だけ重くなった場合は別です。
上半身の重さに下半身がついて行けてないので、「跳ぶ」という動作では邪魔になります。高く跳ぶには「体のバランス」が大切です!
ジャンプ力をあげる様々なトレーニング方法
別ページで詳細なトレーニングは載せております。
概要をさらっと書かせて頂きますと、バレーボールでジャンプ力を上げるには、単純に身体を鍛えればいいのです!ここで大事になるのは鍛え方です。
気合いを入れてスクワット1000回だ!こんなトレーニングをしても持久力がつくだけで瞬発力トレーニングとは真逆のトレーニングとなります。数をこなすのではなく、バーベルを持って1回~8回がギリギリ持ち上がる重さでトレーニングするのがおすすめです。
毎日行ってもトレーニングは逆効果になるので、1度トレーニングをするとその部位は「48時間から72時間」休ませてあげてください。
筋トレに重要な3つのポイント
- 適切なトレーニング
- 食事
- 睡眠
超回復させる必要があるので毎日根性でハードトレーニングをすると筋肉がやせ細って逆効果です。
超回復とは
超回復とはトレーニング後「48時間~72時間」筋肉を休ませる事で筋力水準がトレーニング前よりも上昇する現象のことをいいます。プロテインなどは栄養を身体に与えて、超回復の速度を上げる効果があるのです。飲めば回復が早まりジャンプ力を高める手助けになるでしょう。
ただし、トレーニングしたから来週にはジャンプ力アップだ!!とはなりません。地道にやって2,3カ月後にジャンプ力が徐々にアップしていくという感じです。個人的には下半身トレーニング2回に対して上半身1回のペースがいいと思います!!