「逆立ち」をする事で得られる3つの効果
私の感覚だと「逆立ち」が得意な選手は身体の軸がしっかりしており、スパイクにパワーがある選手が多いです。おそらく空中でのバランス感覚が優れている人は逆立ちも安定するのだと推測します。
逆立ちの主な効果は3つあると考えます。
- バランス感覚のアップ
- 上半身の筋力アップ
- 肩こり解消
①バランス感覚のアップ
逆立ちは身体の軸が中心に保っていないとバランスを崩して失敗してしまいます。逆立ちで前進する度にバランスを崩して転ばないように体を真っすぐに保つようにします。この動きを繰り返すことでバランス感覚を養うことができるのです。
バレーボールのスパイクでの空中姿勢も逆立ちに非常に似ています。スパイクの時に空中バランスが崩れたらスパイクは強打できません。空中では常にバランスを保たなくてはなりません。
その為には空中で体幹を真っすぐに保つ力を鍛える必要があります。逆立ちでバランスを取る動きはスパイクの空中姿勢を維持する事と類似しているのです。
②上半身の筋力アップ
逆立ちは主に「三角筋」を鍛えることができます。三角筋は腕を振り下ろす時に使う筋肉なのでスパイクの威力アップが期待できるのです。その他にも体重を両肩・両手・体幹で支えることになるので、上半身をバランスよく鍛えることができます。
体幹の強化はもちろん両腕の強化にも役立ちますので、スパイクの威力だけでなく空中での対応力もアップすることができます。
③肩こり解消
肩こりは肩付近の血液の循環が悪くなることで起こる事があります。血液の循環が悪くなり老廃物が溜まってしまったり、筋肉に酸素が行きわたらないことが原因であることが多いです。
逆立ちをすることで、肩回りに筋肉がつくので血液の循環を改善することができます。また逆立ちをしている時に頭に血が上ると思います。頭に血が上らないように人間の身体は血流を改善しようとする働きがあります。
体が生理的に重力に逆らって血流をうまく流してあげるようにしてくれるんですね。この効果により血流改善が期待できるので、肩こりが解消されることがあります。
【スパイクが安定する!】「逆立ち」の3つの効果とは
逆立ちをウォーミングアップでやっているチームはとても多いと思います。バレーボールをプレーする上で「逆立ち」で身体を鍛えることで得られるメリットは非常に多いです。
スパイカーは空中姿勢が良くなりスパイクにしっかり力を伝えることができるので、スパイクの威力がアップします。レシーバーも体幹がしっかりする事でレシーブが安定します。私が体感した効果は「オーバーハンドパス」が強くなりました。
高校に入学したての頃はオーバーハンドパスが苦手で、サーブカットもアンダーハンドパスだけでやっていました。ウォーミングアップで逆立ちを毎日続けていると、気が付けばフローターサーブはほとんどオーバーハンドパスで返球するようになっていたのです。
理由は腕力がアップした事と体幹と腕の連動性がアップした事が要因だと思います。逆立ちは全身が連動していないと上手く前に進めません。この感覚を身に着けることでバレーボールのプレーが安定するんです!アウターマッスルだけでなくインナーマッスルも鍛えられるので非常に選手の能力がアップするトレーニングです。
ぜひ試してみてくださいね!