結論から言うと、手首を鍛えることが出来るリストカールはバレーボールにおいては色々なところで効果があります。スパイク・レシーブ・ブロックそれぞれで効果があるので鍛えておいて損はありません。
手首の筋トレ方法に関して詳しくはこちら
Contents
バレーボールでのリストカールが与えるメリット
①スパイクのキレがアップする
手首でボールを巻き込む力がアップすることで、スパイクのキレがアップします。理由は手首の巻き込むスピードがアップすることで、スイングのトップスピードがアップするためです。
注意点は「スパイクの時に手首を使おう」と力んでしまうとスイングスピードが低下してしまうので、脱力を意識してくださいね!
スパイクのスイングスピードを上げたい場合は腕を振るという意識をするよりは、先端(指先)を最速で動かすイメージをした方がスイングスピードが早くなりスパイクの威力が上がります。
腕を振ろうと意識した場合は肘が先行して動いてしまうので、先端(指先)が後からくる形になるのでスイングが鈍ります。逆に指先を振ろうと意識した場合は、大きく弧を描いてスイングすることが出来るのでスイングスピードが絶対にアップするのです。
力んでしまうと身体が縮こまって肘が先行してしまい、スイングが遅くなるというわけなのです。
スナップを使ってスパイクする3つの方法はこちら!
②レシーブのオーバーカットが強くなる
手首が強化されたことで、サーブカットや強打レシーブでオーバーカットした時にボールが後ろにすっぽ抜けなくなります。これは単純に手首がレシーブしたボールの威力に負けなくなったことが理由です。
セッターの選手のトスが安定するメリットがあるので、手首や指は鍛えておいて損はありませんよ!
オーバーカットが上手くなる方法はこちら!
③ブロックが飛ばされにくくなる
手首が強くなることで②と同じでボールの威力に負けなくなります。そのため、スパイクを打たれた時にブロックが吹き飛ばされにくくなるのです!
指先を狙ったブロックアウトを防ぐことが出来ます。指先に力が入っていないと、手首がロックされないので当たったスパイクが遠くに飛ばされやすくなってしまうのです。
★手首を鍛えるリストカールの筋トレ方法はこちら!
ここからはバレーの筋トレ持論です!
これは持論ですが、コア(体幹)から遠くなる部分を鍛えすぎると、腕の操作性が下がると考えています。
例えば、手首の筋肉だけが大きく発達した場合、腕の重量は上がります。それに比例してコア(体幹)が強ければいいのですがバランスが悪い場合は鍛えたのにコントロールできなくなってしまいます。
なので、手首を強化することは重要ですが、バレーボールの競技力を上げたい場合には筋トレBig3である「スクワット」「デッドリフト」「ベンチプレス」で体を作ってあげましょう。
その3つの筋トレだけでも十分フィジカル強化が出来ます。その後は瞬発力を鍛える筋トレであるプライオメトリックトレーニングを導入していくことをおすすめします。
まとめ
結論から言うと、リストカールはバレーボーラーにとって必要な筋トレですが、バランスを考えずにやると逆効果になる場合があるので注意ってことです。
優先してやるべき筋トレBig3をやりながら、サブ的にやる筋トレという位置づけでやることをおすすめします!
筋トレBig3で最低限のバランスのいい筋肉を作る→瞬発力を鍛える→サブ的な役割の筋肉を鍛える(手首など)という優先順位で、筋トレをするのがバレーボーラーにとっては一番いいでしょう!