セッターのツーアタックは諸刃の剣!?3つのメリット・デメリットとは!

【YouTube動画解説!】元Vリーガーが楽しく教えるバレー上達方法!

 

↑ここをタップするとチャンネル登録出来ます!
元Vリーガーであるカッキーの経験してきたジャンプ力UPやバレーの効果的な練習方法等、ライバルに差をつけるために役立つ情報を発信しています。チャンネル登録よろしくお願いします♪

 

セッターがトスをするのではなく、2本目で攻撃をすることをツーアタックと言います。このツーアタック攻撃にはメリット・デメリットがあります。

 

セッターの選手はこのツーアタックをすることによるメリット・デメリットを理解して攻撃に組み込むことで相手をより揺さぶることが出来ます!

 

ツーアタックの3つのメリット

 

ツーアタックには大きなメリットが3つあります。高身長のセッターがするツーアタックはすごい攻撃力とトスワークに幅を与えてくれます。詳しく3つのメリットを一緒に見て行きましょう!

 

  1. 即得点に繋がる
  2. ブロッカーに迷いを与える
  3. レシーバーの動きを鈍らせる

 

①即得点に繋がる

 

ツーアタックの攻撃のタイミングはセンターの選手が打つAクイックより早いタイミングで攻撃ができます。そのため、相手が全く警戒していない状態でツーアタックできれば即得点に繋がります。予想外であれば相手は微動だに出来ずに床にボールが落ちることでしょう!

 

②ブロッカーに迷いを与える

 

「ツーアタックがある!」と相手に警戒させることで、ブロッカーは常にツーアタックに警戒をしなくてはならなくなります。そうなるとジャンプトスで上げるクイックや両サイドに対するトスへの反応が遅くなります。

 

「ツーアタックがある!」と相手に警戒させた時点でセッターはかなり優位に立ってトスを上げることができます。例えば、ネットにレシーブが近い時にジャンプトスしただけでツーアタックと勘違いして飛びついてしまうブロッカーも多いのです。

 

その状態からAクイックを上げるだけでノーマークになる事が多々あります。これはプレミアリーグや世界戦でも多々発生します。逆にセッターが高身長でツーアタックも強烈なトッププラスの試合だからこそ釣られてしまうのです。

 

③レシーバーの動きを鈍らせる

 

ブロッカーと同じくツーアタックがあると思わせることで、前に落とされるツーアタックに対して対応しなくてはならなくなるので一歩前でレシーバーは構えるようになります。

また「ツーアタックがない!」と判断してから、レシーバーはポジショニングできる状態になるので行動が一歩遅れてしまうのです。レシーブは人間の反射速度ギリギリでの戦いなのでこの一歩の遅れでレシーブは上がらなくなるのです。

 

★セッターのポジションについて詳しくはこちら!

 

ツーアタックの3つのデメリット

 

ツーアタックは大きなメリットが3つありますが、実は諸刃の剣でもあります。次はツーアタックのデメリットについてお話します。

 

  1. 即失点に繋がる
  2. 攻撃のチャンスを減らしてしまう
  3. 試合の流れを変えてしまう

 

①即失点に繋がる

 

ツーアタックは即得点に繋がる攻撃だと話しましたが、逆に即失点にも繋がる攻撃なのです。

どういうことなのか?

ツーアタックはブロッカーに読まれてしまうと、簡単にシャットアウトされてしまいます。ツーアタックはネットに近い状態で行うことが多いので、ツーアタックをする時にブロックでコースを防がれてしまうと抜けないのでシャットアウトされやすいのです。

 

ブロッカーにツーアタックのモーションがバレてしまうと、簡単に止められてしまうので諸刃の剣なのです。

 

②攻撃のチャンスを減らしてしまう

 

ツーアタックをするという事は、トスを上げないという事です。チャンスボールでスパイカーとコンビ攻撃出来ないという事なので、攻撃のチャンスを1回減らしてしまうのです。得点に繋がればオッケーですが、失点になってしまうとチームとしてのダメージは大きいのです。

 

しかし、個人的には失点になったとしても「このセッターはツーアタックがある!」と序盤に相手ブロッカーに思わせることで試合を優位に進めることができるので、問題ないと考えています。

 

私の教え子にもツーをするなら序盤で見せておけ!と指示しています。そうすることでネットに近いトスアップに対してブロッカーが飛びつきやすくなるので、後半トス回しが楽になります。

 

③試合の流れを変えてしまう

 

ツーアタックをシャットアウトされると、一番ダメージが大きいのがチームの雰囲気が悪くなることです。少なからずチームメイトはツーアタックがシャットアウトされると、「なんでAカットのボールでシャットアウトされてんだよ!」と思うスパイカーがいるからです。

良くも悪くもスパイカーはエゴイストです。むしろそうじゃないと競った場面ではスパイカーとしては役に立たないかもしれません。そう考えると「なんで俺に上げないでツーなんだよ!」と思うスパイカーがいてもおかしくないですよね。声に出さないとしても雰囲気が悪くなることはバレーボールのレベルに関わらず必ずあります。

 

まとめ

バレーボールのセッターがするツーアタックは「諸刃の剣」です。セッターをしている選手は3つの大きなメリットだけでなく、チームに与えるデメリットを理解してツーアタックを使うようにしましょう。

 

個人的にはトスワークの幅を広げるためには「ツーアタックがある!」と相手ブロッカーに早い段階で警戒させることは必須だと思います。スパイカーだけでなくセッターの動きが囮になることができれば、他のスパイカーが楽にスパイクを打つことが出来るようになるのです!

 

ツーアタックを練習して試合で使って活躍してくださいね!



この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事