- スパイクを打たれるコースを予測すること
- ボールに対しての反応速度を上げること
この2つがレシーブ力をアップさせる上では重要なのです。今回は「ボールに対しての反応速度をあげる」3つの練習方法についてお話したいと思います!
Contents
ボールに対しての反応速度を上げるとは?
ボールに対しての反応速度と一言で言っても2つの意味があります。まずは反応速度に対する2つの意味からお話していきます。
- 飛んでくるスパイクを見てから体が動くまでの時間を早くする
- 咄嗟(とっさ)に体が早く動くようにする
①飛んでくるスパイクを見てから体が動くまでの時間を早くする
1つ目は「飛んでくるスパイクを見てから体が反応して動くまでの時間を上げる事」です。
これは「脳から足や手に動け!と命令を出してから動くまでの時間」です。一般的には「反射神経」と言われる能力です。この反射神経を上げることで、早いスパイクにも体の動き出しが早くなるので、レシーブ出来る範囲が広くなります。反射神経が鈍いとスパイクが飛んで来ていると判断してから手足が動くまで時間が掛かるので、レシーブできる範囲が狭くなってしまうのです。
強打レシーブの上手なやり方についてはこちら!
②咄嗟(とっさ)に体が早く動くようにする
2つ目は、「咄嗟(とっさ)に体が素早く動くようにすること」です。
これは「筋肉の瞬発力」です。例えば、フェイントだと思って前に走ったけどブロックに当たって軌道が大きく変わった時にどれだけ素早く切り返してダッシュできるか?という能力の事です。
これは身体に瞬発力が無ければ「逆を突かれた」時に全く動けません。この「咄嗟(とっさ)に体を素早く動かす」という能力を鍛えることで、今までレシーブ出来なかったボールにも反応して拾うことができるようになるのです。
レシーブの反応速度を上げる3つの練習方法!
レシーブの反応速度を上げる3つの練習方法は以下の通りです。レシーブの反応速度をアップさせる練習から、強打に体を慣れさせる練習、脚力強化の3つの練習方法をご紹介します。
レシーブはバレーボールのスキルだけあればいいと思ってる人も多いですが、実際は違います。しっかり体を鍛えておくことで今より反応速度がアップしたり、ダッシュ力がアップするので、レシーブ出来る範囲が広がるのです!
- 振り返りレシーブ
- 台上を使った強打レシーブ
- <脚力強化>シザースジャンプによるダッシュ力強化
レシーブの読みがアップする練習方法はこちら!
①振り返りレシーブ
反射神経をよくするには、瞬間的に体を動かす練習を繰り返す必要があります。今回ご紹介する練習は「振り返りレシーブ」です。言葉の通り、振り返った瞬間に色々な球種(強打・フェイント・ワンタッチ)を打ってもらい、素早く反応するという練習です。
バレーボールの実践に近い咄嗟(とっさ)の反応を繰り返し練習できるので、非常に効果的な練習です。また人数も2人いれば出来る練習なので、手軽にレシーブ力をアップさせることが出来るのも魅力的です!
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- 2人1組になります
- 1人は打ち手、もう1人はレシーブをします
- レシーバーは打ち手に対して背中を向けて腰を落として構えます
- 打ち手はレシーバーに打つ前に床にボールをワンバウンドさせてください
※ワンバウンドさせた音でレシーバーは振り返って構えま
- その後、強打・フェイント・ワンタッチと使い分けて打ってあげてください
- レシーバーは色々なボールをレシーブします
②台上を使った強打レシーブ
台上で強打レシーブを繰り返しレシーブすることにより、速いスパイクに慣れることができます。速いスパイクに慣れていないと、目でボールが追えないのでレシーブできないということがありますが、慣れてくると見えるようになってきます。
また強打に慣れていないと怖がって体を避けてしまったり、腕を振ってしまったりする選手が多いです。ボールに威力があるスパイクに対してこのような動きをすると、ボールが大きく弾いてしまうのでコート内にボールが上がりにくくなります。強打レシーブの基本は腕を振らない事です。ボールに勢いがあるので当てるだけで綺麗にボールが上に上がるのです。
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- ネットの上から打てる台を用意します
※無い場合は床からスパイクを打ってもオッケーです
- 台上から構えているレシーバーに対して強打を打ちます
- ストレートコース・クロスコースと分けて強打を拾う練習をしましょう
③<脚力強化>シザースジャンプによるダッシュ力強化
シザースジャンプはスパイクのジャンプ力アップにも有効なトレーニングです。シザースジャンプで鍛えられる主な筋肉は大腿四頭筋(太もも)、ハムストリングス(裏もも)、体幹(腹筋・背筋)、大殿筋(お尻)です。
シザースジャンプは簡単に言うと、「前後に出した脚を空中で素早く入れ替える」というトレーニングです。空中で素早く前後の脚を入れ替えるためには、安定したジャンプを繰り返せるようにならなくてはなりません。このトレーニングは空中でバランスを取る必要があるので、体幹強化・瞬発力強化に最適なのです。実際に陸上選手なども導入しているトレーニング方法で、足が速くなるという効果もあります。
- 立った状態で片足を前に出す(ランジのフォーム)
- 足を前後に開いたら膝を曲げて腰を落としてください
- ランジと同じ体勢になったら、前後の足を入れ替えるようにジャンプします
- 空中で足を入れ替えて着地したら、またジャンプして前後の足を入れ替えます
シザースジャンプについて詳しくはこちら!
まとめ
レシーブの反応速度を上げるためには、反射神経を鍛える他にも体を鍛えて咄嗟(とっさ)に動けるようにしておかなくてはなりません。そのためには肉体的なトレーニングと速いスパイクに慣れることが大切です。