【バレーボールの全てのポジション徹底解説!】あなたはどのポジションに向いている?

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バレーボールのポジションはたくさんあるけど、ポジション別でどんな役割があるのか。どんな人が向いているのかわからないという人も多いと思います。今は違うポジションだけど、いつか他のポジションにも挑戦してみたいなぁという人は参考にしてみてください。

 

レフトポジションとは

レフトポジションはエースポジションとも言われており、相手に徹底的にマークされて難しい状態でも得点を取らなければならないポジションです。

 

そのため、「高さ」や「パワー」の他にもブロックアウトなどの小技で得点をもぎ取るスキルが必要です。またサーブカットや強打レシーブなどのレシーブにも積極的に参加しなくてはなりません。攻守のバランスが求められるポジションでもあります。

 

レフトはどんな攻撃をするの?

 

  1. レフト平行(レフトへの速いトス)
  2. 高いオープントス

 

①レフト平行(レフトへの速いトス)

 

サーブカットがセッターに正確に返球された場合は平行トスと呼ばれる速いトスを打つことが多いです。この攻撃のメリットは相手のセンターブロッカーを置き去りにできるので、相手ブロックが1枚になりやすくスパイクを決めやすい点にあります。

 

例えば、相手のセンターブロックがAクイックをブロックでマークしている場合、「クイックがない!」と判断するまでは、コート中央で動けませんよね。その判断をしてからレフトへの速いトスにブロッカーが追い付くのはかなり厳しいです。そのため、ブロック2枚の間に隙間ができたり、全く2枚目のブロックが間に合わないという状態を作り出すことができるのです。

 

★レフトの平行攻撃について詳しくはこちらの記事!

 

②高いオープントス

サーブカットが乱れた時に攻撃の最後の砦(とりで)となるのがサイドのポジションであるレフトの選手です。例えば、サーブカットが乱れてボールがコート中央に上がった場合、セッターのトスの選択肢は両サイドであるレフトかライトに上げるしかなくなります。

 

高いトスに対しては相手のブロッカーも時間があるので、しっかりと2枚3枚ブロックでシャットアウトしようとしてきます。レフトの真価が問われる場面です。このトスを1試合でどれだけ決められるかによって、試合の勝敗が決すると言っても過言ではありません。

 

★1点の意味の違い

・サーブカットが乱れて2段トスがあがってきた場合
ミスすれば、相手のブレイクポイントで1点差をつけられてしまいます

・味方が強打レシーブを拾って2段トスがあがってきた場合
成功すれば、こちらのブレイクポイントなので相手に1点リードすることができます。

 

ブレイクポイントは非常に重要です。こちらがサーブを打った状態から点数を取ることによってやっと相手と点差をつけることができます。つまりこのブレイクポイントを取らなければ、相手に勝つことはできないのです。

 

レフトポジションは相手のブレイクポイントのチャンスを潰す役割

自分のチームのブレイクポイントを手に入れる役割

 

この2つの大きな役割を担っているポジションなのです。どうです?そう考えるとかなりプレッシャーが掛かりますよね(笑)

 

競り合っている場面であがってきた高い2段トス・・・雑念が入るとミスに繋がります。そのミスは相手に1点リードを許してしまうミスかもしれません。逆に決めるとヒーローになれます。レフトはそういうポジションなので、やりがいはとてもあると言えるでしょう!

 

★スパイクの疲労を軽減したい人にオススメのサポーターはこれ!

こんな人がレフトに向いている

【技術面】

レフトはエースポジションなので、高さとパワーは必須のポジションです。その他にもレシーブにも参加しなくてはならないので、バレーボールをよく知っていて上手な選手が向いているでしょう。

 

【精神面】

勝負所で開き直って勝負できる人が向いています。無難に攻めているだけでは、どうしても勝ち切れない場面が多いです。2段トスなど高いトスがあがってきた時に「勝負所はここだ!」とリスクを背負ってでも勝負することができる選手が向いています。

 

★高いトスの打ち方のコツについてはこちらの記事!

 

★レフトに求められる能力についてはこちらの記事!

 

ライトとは

ライトポジションはセッターの対角のポジションです。ライトの選手が前衛の時は常に3枚攻撃できるので、時間差攻撃など速い攻撃に参加することが多いです。味方の攻撃枚数が多いので、比較的にマークが少ない状態で攻撃できます。

そのため、上がってきたトスは高確率で決めるポイントゲッターになる必要があります。スパイク以外にもライトはサイドプレイヤーなのでレシーブ力を求められます。サーブカットや強打レシーブを粘り強く正確に上げなくてはなりません。

 

ライトはどんな攻撃をするの?

 

  1. 時間差攻撃
  2. ライト平行

 

①時間差攻撃

ライトはセンターに切り込む時間差攻撃で相手を惑わせて、他のスパイカーのスパイカーがラクにスパイクできるようにします。

 

②ライト平行

ライト側への速いトスです。ネットとトスが平行になるほど速いトスなので、平行トスと呼ばれています。3枚攻撃でライト平行を上げられると、ほぼ1枚ブロックの状態になります。ライトの選手はまずライト平行をマスターするとスパイク決定力をアップすることができます。

 

こんな人がライトに向いている

【技術面】

ライトは常に3枚攻撃できるポジションなので、相手を惑わす時間差攻撃で味方がラクに攻撃できるようにしなくてはなりません。

そのためには自分自身が高い決定率のスパイカーになり相手にとって脅威にならなくてはなりません。またサーブカットをする場面が多くなるポジションなので、サーブカットが安定しないと2段トスでの攻撃のみになりチームは負けてしまいます。攻守ともにバランスの取れた選手になる必要があるポジションです。

 

【精神面】

チームのバランスを取る役割を担っているので、我慢強くプレーできる選手でなければなりません。チームがしんどい場面で1本決めたり、1本いいレシーブをしたり、裏でチームをまとめなくてはならないので、精神的に安定しており、プレーに波がない選手が向いていると言えるでしょう。

 

 

センター

センターは守りの要であり、最速の攻撃をするポジションです。ブロックで相手のピンチを救い、スパイクでは最初に攻撃に切り込まなくてはなりません。

 

レシーブに関しては、サーブカットの時はリベロと交代するチームが多いですが、ラリー中のチャンスボールのレシーブやブロックの裏のフェイントを拾うレシーブはしなくてはいけませんので、全くレシーブができないという訳にはいかないポジションです!

 

センターはどんな攻撃をするの?

 

  1. クイック
  2. 移動攻撃(ブロード)

 

①クイック

クイックにはたくさんの種類があります。Aクイック・Bクイック・Cクイック・Dクイック、色々なクイックがあります。クイックの名前は違いますが、攻撃のテンポは全て速いのが特徴です。

 

セッターがトスをあげるタイミングですでにスパイカーは空中でトスを待ちます。空中にいるスパイカーが自分に向かってあがってきたトスをスパイクするので、相手のブロッカーを置き去りにしてスパイクを決めることができるのです。

 

こんな人がセンターに向いている

【技術面】

高い打点と粘り強いブロックを併せ持つセンターは驚異です。素早い横へのブロック移動技術と高い身体能力が求められるポジションです。どんなに自分の体勢が悪くてもクイックには入らなくてはなりません。

クイックの選手がスパイクに入らないと相手ブロックは迷わず両サイドのマークに移動するためです。クイックはトスが速い攻撃なので少しの助走の遅れも命取りです。助走が取れない状態でもクイックが打てるような高さとパワーが必要なポジションです。

 

【精神面】

センターは「背が高い」「ジャンプ力がある」などの身体能力も非常に重要ですが、実は精神面の方が重要なのです。諦めずに遅れずクイックに入る動きや相手セッターにトスを振られても諦めずに粘り強いブロックをする必要があります。

 

試合終盤など体力が減った時にもこの動きを諦めずに続ける精神力が必要です。まじめでコツコツ続けられる選手が精神面では向いていると思います。

 

 

セッター

セッターはゲームメイクの中心です。常に冷静に試合を組み立てて味方のスパイカーがラクにスパイクを打てるようにトスを配分しなくてはなりません。

 

こんな人がセッターに向いている

【技術面】

セッターはチームで最も身体能力が高い人がするポジションです。試合中に一番ボールに触る選手はセッターです。そんな一番ボールに触る選手の身体能力が低くて下手だったらどうでしょうか?

 

勝てるわけがないですよね。なので、一番身体能力が高く上手い選手がセッターになることが多いです。

 

【精神面】

試合中の広い視野と味方の状態を把握できる冷静さが必要です。どれだけ熱い試合になってもセッターは常に相手がどこに上げたら嫌がるかを考えながら試合をしなくてはなりません。ゲームメイクを冷静沈着にできる落ち着いた人が向いています。

 

 

リベロ

リベロは守備専門の選手で、レシーブのスペシャリストです。後衛の選手と自由に何度でも交代が可能で、常に後衛でサーブカットや強打レシーブの中心として活躍する選手です。体を張ったレシーブでチームのピンチを救い勝利に導かなくてはなりません!

 

こんな人がリベロに向いている

 

【技術面】

レシーブ全ての能力が高くなくてはなりません。サーブカットでは人より広い範囲を守り他のスパイカーのサーブカットの負担を減らし、スパイクを打ちやすくしてあげましょう。サーブカットが安定しているチームは常に攻撃枚数が多い状態で攻撃ができるので、リベロのサーブカット能力が高いとチームの攻撃力が大幅にアップします。

 

また強打レシーブを拾い上げることでブレイクポイントを取りやすくなるので、相手との点差をつけることができます。リベロのレシーブが試合の勝敗を左右することが非常に多いので、高いレシーブ力が求められるポジションです。

 

【精神面】

レシーブは少しのズレで大きく違う方向に飛んで行ってしまいます。試合終盤であっても平常心を維持して正確なサーブカットを返球し続けなければチームは勝てません。なので、リベロは強靭なメンタルを持っていないといけないのです。

 

試合終盤のサーブカットなんて誰もしたくないですもん(笑)

 

 

まとめ

背か高い人、低い人、動きが速い人、遅い人、など人によっていろいろな特徴があると思います。バレーボールの面白いところは、能力の低いところ、高いところはあるけど、チームでそれを補い合えるところにあります。

 

★個性を生かそう!

私は打点が高いから、スパイクは任せて!

私は小さいけどレシーブができるからリベロは任せて!

私は動きが速いからライトで相手を惑わす時間差攻撃をするね!

 

一人ひとりが特化しているポイントを持ち合えば、どんなチームにだって勝てるようになります。自分の長所を生かせるポジションを探してみて、チームに貢献してくださいね!



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