オーバーパスの2段トスを安定させるたった1つの練習方法

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ロングパスが安定している選手が多いチームは強いです。実際の試合では「凄いスパイクを打てる」という事よりも「安定していいトスが上がる」「チャンスボールが正確に返球できる」方が優位に立てるのです。

 

なぜなら、スパイクよりも先に「トスを上げるプレー」があって、それより前にはチャンスボールを返球するというプレーがあるのがバレーボールだからです。この1タッチ目・2タッチ目のプレーが正確でなければ、3タッチ目(スパイク)がいくら凄くてもそこまでたどり着けないので意味がないのです。

 

逆に3タッチ目が凄くなくても、1・2タッチ目(トスまで)が正確だと3本目はスパイクを打ちやすいトスが来るので、スパイカーとしては劣ったとしても実際の試合の攻撃力では相手チームを上回ることができるのです。つまり勝てるってことです!

 

ロングパスやサーブカットの1・2タッチ目を練習することで勝てるチームになることができるんです!では、まずはロングパスを安定させる練習方法についてお話します!

 

ロングパスとは

 

両サイドに高くふんわりしたトスを2段トスと言います。このトスは攻撃の最終手段でレシーブが乱れた時に使う攻撃方法になります。レシーブが乱れている場合、ブロックが2枚3枚と確実にマークされます。このブロックを抜いて攻撃を決めるには、高いトスでスパイカーが一番高いところでスパイクを打たさなければなりません。

 

カッキー
2段トスの精度は勝敗を決めるといっても過言ではないのです!

ロングパスの練習方法

 

コートを横向きに使用して9mのロングパスをします!

 

★POINT
  1. 出来るだけ体を使って高く遠くに飛ばすこと
  2. ドリブルしないように意識すること③無回転のボールになるようにすること

 

ポイントを意識してロングパスを1分×3セット続けてください。

 

 

ポイント①の体を使って遠くに飛ばすこと。はとても大切です。腕だけでボールを飛ばすとドリブルのミスに繋がりますし、体の力をボールに伝えられていないのでボールが遠くに飛びません。遠くにトスを飛ばすためには、下半身の力を使ってボールを飛ばすように意識しましょう!

 

ロングパスの効果

ロングパスを続けて練習する効果は主にこの3つです!

★3つの効果
  1. ドリブルの反則を減らせる
  2. 安定したトスが上がるようになる
  3. トスを体で上げるコツをつかめる

 

 

①ドリブルの反則を減らせる

トスする時に手からすっぽ抜けたり、手の中でファンブル(ボールが暴れる)した場合にボールに2回触ったとして、ダブルドリブル(ダブルコンタクト)の反則が取られます。実際の試合でトスしようとしてすっぽ抜けた場合は1発でダブルドリブルの反則を取られてしまいます。

 

この反則を取られないためには、高くあがったボールをトスにすることに慣れる必要があります。ロングパスは繰り返し高いトスを上げる練習ができるため、ダブルドリブル対策に非常に有効です!

 

②安定したトスが上がるようになる

9m先の相手をできるだけ動かさないようにパスしなくては、ロングパスの練習は続きません。そのため常に相手を動かさないように正確なトスを上げる意識で練習ができるため、狙ったところにトスを上げるスキルが上達します!

 

また山なりでロングパスしなくては相手まで届きませんので、山なりの打ちやすいトスを上げれるようになります!

 

③トスを体で上げるコツをつかめる

体を使ってトスを上げなければ、9mの距離はオーバーパスでボールを飛ばせません。手や腕だけを使ってボールを飛ばそうとしても、思ったよりボールが飛ばないのです。続けていくうちにトスで距離を飛ばすには下半身の力が必要だとわかるので、体でトスを上げるコツをつかむことができます!

 

まとめ

 

オーバーパスやアンダーパスなどの基礎的なスキルはとても大切です。オーバーパスで両サイドに綺麗にトスを上げることができなければ、試合で勝つことさえ難しいです。乱れたレシーブをスパイカーにしっかり打たせてあげる!これがバレーボールの試合において大切だからです。

 

基礎練習は同じ時間で「どれだけ多くボールに触れるか」「反復回数を増やせるか」がとても大切になります。繰り返しボールに触って体に染みつかせたら「意識しないと出来なかったプレー」が「無意識で出来るプレー」になります。

 

今回のロングパスも体の使い方やトスの飛ばし方を意識しなくても、無意識で相手のいるところに飛ばせるレベルまで繰り返しましょう!バレーボールは地道な練習が多いですが、勝つためには地道な練習こそ一番の近道なのです!

 



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