バレーボールのレシーブにはレシーブの方法によって様々な名前がついています!レシーブはそれぞれ役割が違います。レシーブする場面に応じてもっとも有効なレシーブを選択してあげる必要があります!
さて、バレーボールにはどんなレシーブ方法があるんでしょうか?
Contents
オーバーハンドパス
オーバーハンドパスとは、頭の上で両手を使ってレシーブするやり方です。トスやチャンスボールをレシーブする時に使うことが多いです。慣れてくるとフローターサーブなど動くサーブに対して有効なレシーブ方法です。頭の「おでこ」の前で両手の手のひらで三角形を作るようにセットします!
私が小学生の時は「オージー・ビーフ」のマークを「おでこ」の前で作れ!と監督に言われてました・・・意味わからん(笑)オージー・ビーフってなんやねん!言われすぎて「オージ・ビーフ」って単語だけが頭に残ってます(笑)
オーバーパスの注意点
オーバーハンドパスは下半身の力を使ってボールを飛ばします。腕だけでボールを遠くに飛ばそうとする選手がいますが、距離が出ない上にボールのコントロールが難しくなります。
また肘が外側に開いてしまっている選手も多いです。肘が外側に開くと力が肘から外に逃げてしまい下半身の力を上手くボールに伝えることができません。
- オーバーハンドパスは下半身を使って行いましょう!
- 肘を外側に開けないようにしましょう!
アンダーハンドパス
アンダーハンドパスは両腕を身体の前で組んでレシーブします。両手の手のひらを重ねて、反対の手のひらを自分の手で包んでください。レシーブでボールを当てる位置は腕の真ん中あたりです。
レシーブする時はボールが当たる面を作ってあげる必要があるので、肘をしっかりと伸ばしてあげましょう!
アンダーパスの綺麗なフォーム
スタンスは肩幅より広く構えてどちらかの足を前に出します。腰は落として構えましょう!前に出した足を歩くように前方移動する力を使ってボールを飛ばします。
- 肘は曲げないように腕でレシーブする面を作りましょう!
- 正面でレシーブするように足を使って移動しましょう!
- 背中は丸めずに上目使いでボールを見ましょう!
「アンダーパス」と「オーバーパス」練習方法
この2つの基礎のパスはとても重要です。ベテランになってもこの2つのパスが下手だと試合の重要な場面でミスが出てしまいます。
無意識に正しいフォームでボールをコントロールできるように反復して練習しましょう!
直上パス
1人でパスの練習ができる方法です。自分の真上にボールを飛ばし、そのボールをまた真上に飛ばすという動作を繰り返す練習です。できるだけ自分の真上のボールを飛ばして動き回らなくていいように練習しましょう。
コツは下半身を使ってボールを真上に上げてあげることです。腕でボールをコントロールしようと振り回すとボールと腕が当たるタイミングにより前に飛んだり後ろに飛んだりしてしまいます。
直上パスのトレーニングの効果
- 下半身が使えるようになる
- ボールコントロールが良くなる
主に①のメリットが大きいです。下半身を使わなければボールを思ったところにコントロールできないんだ!という事に気が付ければ一歩成長できます!
壁を使ったパス
直上パスで下半身を使う感覚が身に付いたら、次は壁に向かってパスをします。
- 壁から2-3m離れた位置で立ちます
- ボールを壁に投げて「オーバーハンドパス」or「アンダーハンドパス」で繰り返してレシーブする
- 出来るだけ自分が動かないようにレシーブを壁と繰り返してください
壁を使ったパスのトレーニングの効果
- レシーブしたボールを前に運ぶ感覚が身に付く!
- レシーブの面をしっかりボールを飛ばしたい方向に向ける感覚が身に付く!
壁を使ってレシーブすることで、ボールをレシーブの時に前へ運ぶ動作の練習になります。直上パスで下半身の動きをマスターしたら、次は下半身でボールを実際に前に動かす感覚を磨く練習になります。
この練習をすることでボールを綺麗に下半身で運ぶことができるようになります。
強打レシーブ(ディグ)
強打レシーブとはスパイクされたボールをレシーブすることを言います。ディグは英語の「dig」のことで日本語にすると「掘る」という意味です。レシーブする体勢が穴を掘る体勢に似ていたことからそのような名前が付いたそうです。
ディグはとても重要なプレーです。バレーボールはサーブカットから攻撃して決めているだけでは相手と点差が離れないスポーツです。ブレイクポイントと言いますが、相手がサーブカットして攻撃してきたスパイクを拾い上げて攻撃で切り返すことを指します。
ブレイクポイントを取るまでの流れ
- 味方がサーブを打って、相手がレシーブしてスパイクに繋げて攻撃をする
- 相手のスパイクをディグで拾い上げる
- 拾い上げたボールをスパイクして1点を得点する
簡単に言うと味方がサーブでスタートしたラリーの時に得点すると「点差」が離れるんです。つまりサービスエースでもいいわけです!
バレーボールの試合でブレイクポイントが取れないとじり貧な試合展開になります。サーブカットから得点しても相手との点差は1点以上広がりませんよね?バレーボールはどこかでブレイクポイントを取らないと試合には絶対に勝てないようになってるんです!
試合に勝つためには「サービスエース」や「ディグからの攻撃の切り返し」「ブロックでのシャットアウト」などでブレイクポイントを取る必要があるんですね!
サーブカット(レセプション)
サーブカットとは相手が打ってきたサーブをレシーブするプレーの事を指します。ブレイクポイントが大事だとお話してきたので、「強打レシーブだけ練習すればいいじゃん?」って思った人がいると思います。バレーボールはそういう訳にもいかないのです・・・。
ブレイクポイントは相手も手に入れたいポイントですよね?そんな時にサーブカットが乱れたり、サービスエースになるとブレイクポイントを相手に取られて点差が広がってしまいます。
つまりブレイクポイントを取られないようにするにはサーブカットを安定させて確実に得点を取らないと試合に勝てないのです。
【まとめ】【バレー入門!】バレーボールのレシーブにはどんな種類があるの?
バレーボールに場面に応じて様々なレシーブの種類があるんですねー!みんな得意不得意のプレーがあると思いますが、どのレシーブもとても大切です。
どうしてもスパイクに目が行きがちですが、レシーブをしなくては絶対に勝てません。サーブカット、ディグ、どれが欠けても試合には勝てないんです!
勘のいい人は気が付いているかもしれません。レシーブには共通のコツがあります!それは「ボールの正面にしっかり入ること」です。
簡単に感じるかもしれませんが、実践でボールの正面にしっかり回り込んでレシーブすることは非常に難しいです。疲れ、焦り、技術不足、様々な原因でレシーブを体の横で取ったりしてしまいます。ボールの正面に回り込むことで返球したいセッターの場所もレシーブしながら同時に見れますし、体の正面でボールを捉えているので大きなミスになりにくいのです。
レシーブは地味な練習が多いですが、1人でも出来るので頑張ってみてくださいね!