セッターのツーアタックが決まるようになる4つのコツとは!

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セッターがレシーブされたボールを攻撃にするスキルをツーアタックと言います。

 

ツーアタックは相手の意表を突くことが出来る攻撃です。試合で何十回もする攻撃ではありませんが、セッターのツーアタックは試合の流れを変えることができるプレーの1つです!

 

カッキー
セッターの選手は練習してみてね!

ツーアタックをするメリットとは

まずはツーアタックのメリットについてお話します。ツーアタックが出来るという事は、セッターは前衛という事になります(後衛ではセンターラインより前でジャンプして攻撃は出来ません)。

 

つまり前衛のスパイカー2人・セッター1人という状態のローテーションです。スパイカーが2枚しかいないので、相手ブロッカーのマークはスパイカーに集中しやすい状態になります。この時にセッターのツーアタックが強力であれば、ブロッカーは2枚のスパイカーの動き・攻撃以外にもツーアタックを常に警戒しなくてはいけなくなります。

 

セッターのツーアタックが強烈だとどうなるのか?

ツーアタックがない!と確信するまでセッターのブロックマークを外す事はできないので、両サイドへのブロックの反応が確実に遅れます。つまりツーアタックがあるというだけで味方のスパイカーはマークが緩和してスパイクが決まりやすくなるのです!

 

カッキー
ね!ツーアタックって重要でしょ!

 

★ツーアタックのメリット・デメリットはこちら!

ツーアタックが決まるようになる4つのコツ

 

では、早速ツーアタックが決まるようになる4つのコツについてお話したいと思います。ツーアタックが決まる状況の大前提は「相手の意表を突くこと」です。ツーアタックは諸刃の剣で警戒されてブロッカーに「ツーが来る!」と読まれてしまうと、簡単にシャットアウトされてしまいます。

 

なので相手の意表を突いた状態を作ることはツーアタックを決める上で必須です。その上で以下の4つのコツを意識してツーアタックにチャレンジしてみてくださいね!

 

  1. トスはジャンプトスであげる
  2. ギリギリまでトスを上げるつもりでいる
  3. 手首のスナップを使う
  4. コート中央を狙う

 

①トスはジャンプトスであげる

 

基本的には高い位置でセットアップしてツーアタックする方が決定率はアップします。理由は「打点が高いとブロッカーがジャンプしても間に合わない」「鋭角にボールが落ちるので決まりやすい」からです。

 

ツーアタックする打点が低いとブロッカーは少しジャンプしただけでシャットアウト出来る可能性がありますが、打点が高いツーアタックは高くジャンプしないと届かないので、ブロックされにくく決まりやすいのです。完全に読んでジャンプしないとシャットアウトできないのです。

 

勘でジャンプしてくるブロッカーもいますが、これは読みが外れたらクイッカーはノーマークになる・両サイドは確実に1枚しかブロックがつけないという状態になるので、強いチームであれば確実に読みが当たる時以外はコミット(勘)でブロックはしてこないのです。

 

②ギリギリまでトスを上げるつもりでいる

これは非常に大事で、ツーアタックをする直前までセッターはギリギリまでAクイックを上げられる状態をキープします。そうすることで相手はAクイックもマークから外すことができないので、ツーアタックに飛びつけません。

 

仮にツーアタックにブロッカーが飛びついてきたら、Aクイックにあげればクイッカーはノーマークでスパイクを叩き込める状態になります。

 

カッキー
簡単に言えば、このコツを意識するだけで「後出しジャンケン」が出来るんです(笑)

③手首のスナップを使う

 

②と組み合わせでこのコツは必要です。教えている生徒の中には強くツーアタックを打ちたい気持ちが強く腕の力でツーアタックをする選手が多くいます。腕を使ってツーアタックをしようとすると、スイングが発生するのでトスアップの動きとは別に腕を引く動きをしなくてはいけませんよね?

 

すると相手はツーアタックだ!と気付いてしまいます。これだとツーアタックの大前提である「相手の意表を突く」に反してしまい決定率がダウンしてしまうのです。当然、レシーバーもそのモーション(動き)を見たらツーアタックを警戒するので仮にブロックを抜けたとしてもレシーブされやすくなってしまいます。

 

わざとバレる(読まれる)ような動きでツーアタックをしてギリギリでトスにするというスキルもありますが、王道ではありません。このツーアタックの方法でもツーアタックは決まるようにはなりますが、その動きから上げたトスはタイミングが取りにくいので非常に打ちにくいです。

 

そのためツーアタックの基本はギリギリまでトスアップの動きから手首だけの最小限のモーション(動作)で攻撃することです!

 

④コート中央を狙う

ツーアタックは基本的にはコート中央が決まりやすいです。理由は簡単です。バレーボールの基本的なレシーブフォーメーションは以下の通りです。

 

 

真ん中が空いてますよね?これはブロッカーが真ん中を押さえる前提だから空いているのです。ツーアタックはその前提を崩す攻撃なので、ブロックが無い状態で真ん中にツーアタックが抜ければ、全てのレシーバーから距離が遠いので最も決まりやすい位置になるのです。

 

ツーアタックを成功させるにはジャンプ力が必要

ツーアタックを決めるには高い位置でのセットアップが必要です。高い位置でセットアップするだけで相手はツーアタックを警戒しなくてはならなくなるので、他のスパイカーの攻撃が決まりやすくなる効果もあります。

 

ジャンプ力を鍛える為には、以下の記事を参考に筋トレを頑張ってみてくださいね!筋トレは瞬発力のメニューを中心にやることをオススメします。

 

 

ジャンプ力は下半身だけを鍛えたらいいと思っている選手も多いですが、実は違います。ジャンプ力は全身運動です。全身の連動性をアップさせるトレーニング・上半身の筋トレも合わせてやらないとジャンプ力は全く上がらないどころかバランスが崩れてジャンプ力が下がる場合もあります。

 

まとめ

セッターのツーアタックは試合のトスワークを決める上で重要なファクターです。序盤にツーアタックがあるぞ!と相手に思わせるだけで相手のブロッカーは必要以上に警戒してくれます。そうすることで相手ブロッカーの選択肢は増えるので迷いが生じて味方が楽にスパイクが打てるようになるのです。

 

ツーアタックは「相手の意表を突くこと」と4つのコツを意識するだけで今より決定率を大幅にアップさせることが可能です!ぜひ試してみてくださいね!



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